お母さま感動の成人振袖撮影
今回の振袖は織り柄正絹の無地、比翼付きのカッコイイお振袖です。
とってもモダンですが、お母さまの振袖なんです。
和装は時代を超えて着れるから良いですよね。
着付けが終わりに近づき、帯の最終仕上げをしていた時、お母さまは感動のあまり涙がホロリ…。
急なホロリでビックリしてしまいましたが、自分が着た着物をお嬢様が着てくれて、その晴れ姿を見たら、確かに感極まってしまいますよね。
着付け・ヘアセット担当の美容師さんがマヒナ千鶴さんのお母さんなのですが、成人撮影のお嬢様のお母様が千鶴さんファンで、ヘアセットの際に千鶴さんの秘蔵写真などを見せてもらい、大変喜んでおられました。
打合せ無しのお嬢様でしたので、良い表情がと照るか心配でしたが、言われた通りにポージングをしてくれて、大変スムーズに撮影が出来ました。
目鼻立ちのハッキリしたお嬢様
おしとやかで素敵な表情です。
三つ指ポーズ、このポーズが好きで和装の時は必ず撮っています。
白背景・背景スクリーン・赤毛氈・2F洋間での撮影を終え、次はロケ移動です。
学校でお忙しいお嬢様
「この日しか撮影できない」との事で、雨が降らないようにと祈りつつ迎えた撮影日
二転三転していた天気予報でしたが、結局雨は降らず一安心。
連休の白水阿弥陀堂はそこそこ混んでいました。
こちらの場所では望遠での撮影のため、和傘を持ったお嬢様に、人が映らなくなるまで太鼓橋の上で待っていただかなくてはいけません。
鯉に餌をあげる人などがいて、中々撮れない~。
お待たせしてしまいましたが、お嬢様だけの歌詞きりのような写真が撮れて、待った甲斐ありです!
残念ながら紅葉にはまだ早すぎました。
色付いたらより綺麗なんですけどね
撮影日は曇天で、そんなに太陽がまぶしくは無かったのですが、お嬢様は凄く眩しいそうで、中々目が開けていられませんでした。
ここで目がクッと開いてキラキラしたらもっと素敵だったのに~、残念
眩しくないところに移動…
やっぱり阿弥陀堂のお客さんが多いし、お嬢様は眩しそうだし、早々に勝行院に移動することにしました。
第一印象では笑わなそうだなぁ~…と思っておりましたが、素敵な表情です。
お母さまが感動している姿を見たら、それはお嬢様の表情も優しくなりますよね。
勝行院でのロケですと、門があって眩しくないので、瞳もキラキラ
綺麗な表情が撮影出来ました。
勝行院も人が多かったのですが、丁度誰もいなくなっていたので、鐘を鳴らしていただきました。 楽しそうな可愛らしい表情が撮影出来ました(*^▽^*)
カメラマン坂本はこういう可愛い姿を見るのが大好きです、自分も楽しくなってきます。
社務所脇の日本庭園で撮影していた所、勝行院の方がい近づいてこられ、「お庭に入らないで!」などと怒られるのかな…とヒヤヒヤしていたら
「そんな暗い所で撮ってないで、こっちで撮りな、入り口の戸閉めてあげるから」と豪華な日本家屋をバックに撮影をどうぞ!という感じで、とても親切にしてくださいました。
勝行院の方はいつも親切で、おめでとうと声をかけてくれますし、離れの茶室のお庭に入れてくれたり、お子様には水引の腕輪をくれたりします。
本当にありがたいです。
手水舎でお清めして本堂へ
坂本お気に入りの御殿毬
無風で、紐も全く揺れませんでした。
茶室脇の細道にて、人が多い日だった割に誰も見切れずスムーズに撮影出来ました。
皆さん撮影しているからと気を使っていただき、日本っていいなぁと改めて思います。
どんだけ撮るの??と思われていそうでいつも恐縮しながら次々と撮影場所を移動するのですが、階段を上がっていただき三重の塔前でも撮影させていただきました。
お嬢様は笑顔で、体力もまだまだ十分なご様子で一安心。
女性は我慢強い方が多いですが、たまに「疲れた」「足痛い」「飽きた」なとどゴネるお嬢様もおられます。
カメラマン坂本が成人の頃なんて、振袖で素敵にロケ撮影なんて無く、スタジオで正面と横顔を撮って終わりって感じでした
今はロケやアルバムで素敵に残せるので、とってもありがたい事ですし、お嬢様方にはぜひノリノリで撮影していただきたいです。
階段を降り、ラストの撮影です。
素敵な表情GETで撮影終了(^^♪
事前打ち合わせ無しで、撮影当日に振袖を確認した際は、撮影の難しい振袖だな…と心配でした。
無地の柄織のお振袖でしたので、暗くなって織柄が消えてしまわないように、明るくなって振袖の色が飛んでしまわないように、微妙な色の具合に注意しながらの撮影でした。
撮影の難かしいお着物でしたが、紫の上品な色合いも、繊細な織り柄も写真で確認できる状態に撮影できたと思います。
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